こんにちは、看護師のみかんです。

看護師ブログ

はじめまして。看護師歴10数年のみかんと申します。現在は精神科で働いています。ブログを書くのは初めてなんですが、自分の書きたいこと、仕事のことや日常のできごとなど、どんどん書いていってみようかと思っております。

私がした仕事中での体験談をお話します。これは本当に、すごく怖かった体験談です。

夜勤中の出来事でした。いつものように消灯前の病棟のラウンドをしていた時に起きた出来事なんですが、男性4人部屋から何やらもめているような、大声で口論しているような声がするので私は慌ててその病室に行きました。「どうかされましたか!」と、急いで病室のドアを開けた瞬間、男性患者さんAが天井からさがっていた点滴棒を取り、その棒で男性患者さんBを殴ろうとしていた瞬間で、振り下ろされた腕を私は間一髪で掴み、Bさんはケガをせずにすみました。

でもまだAさんの怒りはさめるはずもなく、「人殺しになりますよ!!」とAさんに私が言うけどAさんは、「人殺しになってもいい!こいつ、ぶっ殺してやる!!」とかなり興奮状態で、私はなぜそうなったかもわからないままとりあえずBさんを避難させようと思い、Bさんに「とりあえず食堂へ行っときましょうか」と言ったのですが、Bさんは「わしゃ、今はテレビは観たくない。」と状況を全く把握していない返答が返ってきて、でも逃がさないといけないので私は「いいから食堂へ行ってください!!」と、少し強めにBさんに言ってしまいました。Aさんがまた暴れ出さないかと焦っていたのです。他のナースも看護助手さんも、その時ちょうど感染症の病室に入っていて、処置中で呼んでもすぐには来れないし、感染部屋は奥にあるので大声出しても声は届かないとわかっていたし、ナースコールはそのひもで患者さんが首をくくる可能性があるため、(精神科病棟です)うちの病棟にはナースコールは設置されていません。なので、応援を呼ぶことができませんでした。なんとかBさんはしぶしぶ食堂に行ってくれたので、ホッとしました。

AさんもBさんも軽い認知症を患っていて、Aさんは易怒性もあるため、必要以上に興奮していたのだと思います。Bさんはぼやっとした感じの、なにを言っても通じない、性格は穏やかなのですが意思の疎通がなかなかできない方なので、なにを言っても通じないBさんに対して、Aさんはイラついてしまったのかもしれません。つまり、これといった理由はないということです。理由ないのに殺人未遂とか、シャレにならんです。

Bさんを食堂へ避難させ、Aさんの興奮をなだめつつ点滴棒を回収することに成功。他にもあった点滴棒も全て回収し、隠しました。自分も殴られるかもしれないとビビりながらでしたが、Aさんはこちらに対しては落ち着いた様子で興奮もおさまってきました。なぜそこまで怒ったのかAさんに一応聞いてみましたが、「よくわからん。」との返事。そりゃそうだよね。認知症の、易怒性のある患者さんですから、理由なんてそりゃよくわからんでしょう。Aさんは「あいつはどこに行った?」としきりにBさんを気にしていましたが、ベッドに寝かせると疲れたのかいきなり眠りはじめてしまいました。私はBさんの所(食堂)へ行き、Bさんにも原因を一応聞いてみましたが、「何の話?」といった感じでただ笑って今日のごはんの話をし始めたので、私は理由を聞くのを諦めました。なんかもう、夜勤始まって2時間くらいしか経ってないのに、一晩働いた位の疲労感でした。

しかし、本当に間一髪でした。どこかの施設で、同室の入所者をベッド柵で殴り殺害したという事件があったそうです。それも認知症の方が起こしている事件で、その方は認知症のため捕まることなく他の施設にかわって、数年後に亡くなったそうです。こんな事件、ホントいたたまれません。私も間一髪回避できて本当に良かったです。

その晩、AさんBさんはそれぞれ別の部屋で休んでいただき、翌日上に報告後、すぐにAさんは退院となりBさんは別の病棟へ移動しました。

精神科に勤めていると、色んな意味で怖いことがいっぱい起こります。でもやりがいがある仕事であるし、度胸もつきます。(笑)今後もこういった体験談など色々書いていこうと思っています。同じ看護師さんで「あるある!」って思いながら読んでもらったり、これから看護師目指そうと思っている方や看護師ではなくても、「へえ~!」って思いながら読んでもらえたら嬉しいです。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。次回の記事もぜひまた読んで下さい。よろしくお願いします。

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