こんにちは!二回目の投稿です。

看護師ブログ

今回も体験談を書いていきたいと思います。よろしくお願いいたします。

今回お話するのも夜勤中での出来事です。うちの病院は子育て中のママさんナースが多いため、パートさんが多いんです。なので、常勤で働く看護師はほとんど準夜勤か深夜勤しかありません。なので、夜勤での体験談がどうしても多くなってしまいます。私は子供が中学生なので、ある程度手が離れてきたので、夜勤もさせてもらっています。むしろ、「うるさいおかんいなくてラッキー!」くらいに思っているんじゃないかと。(笑)「早う行け行け」とかいつも言われるしね。(泣)でもまだ小さい頃とは違った手は色々かかるのですが・・・。(笑)

あっ体験談お話します。

夜11時頃だったと思います。病室の一室から、水の音がするんです。「ビシャ、ビシャ!」と、水を撒いているような音が。「まさかね~!水もれ?」と思いながら、その病室前に行くと、ドアの下の隙間から廊下に水が流れ出てきています。「ヤバい!!ホントに水がもれてる!!」と思い、急いで病室のドアを開けると・・・

その病室の男性患者の一人Sさんが、自分のベッドに水をなぜか撒いているんです。当然私はビックリして、「何してるんです!?」とSさんに問いましたが、Sさんは何も答えずただただ自分のベッドに水を撒き続けています。もうベッドどころか、周辺の床までビッシャで、廊下に水が流れ出ているくらいですから相当な量を撒いたんだと思いました。何度止めようと話しかけてもSさんは私を無視し続け、洗面器に水をくんでは自分のベッドに水を撒き、私一人ではらちがあかんと思い、相方の看護師さんを呼びに行きました。(私の病棟は、看護師・看護助手二名ずつで夜勤をやっています。)

相方さんもすぐに来てくれ、Sさんに一生懸命話しかけるんですが無視され、(いつもはきちんと返答してくれるような方です。)当直医に連絡しようかと思っていたら、隣の病室の患者Hさんが怒り気味に私たちの所へきて、一瞬のことでした。「うるさくて寝られん!!」と言ってSさんを殴ったんです。「やめて~っ!!」私たちは必死に止めました。Hさんは普段はとても穏やかで、あんなに怒ったのを見たのは初めてでした。Hさんを止めながら相方の看護師さんが「先生呼んできて下さい!」と言ってくれたので、すぐに当直医に連絡しました。すぐに先生来てくれて、「セルシンいっとこうか」と言われ、Sさんにセルシン5mgを1A筋注しました。

セルシン(ジアゼパム)とは、精神疾患の患者さんによく使われる薬で、抗精神病薬です。神経症における不安・緊張・興奮・抑うつの軽減に使われる薬です。

Hさんは先生が来てからはおとなしくなり、自室へ戻りました。 SさんもHさんも統合失調症で入院中の患者さんなのですが、Hさんは年も若く、知っているんです。暴力などのトラブルを起こすと自分が保護室に入らされたり、カギのついた病棟(閉鎖病棟)に行かされてしまうということを。うちは開放病棟で、カギかからないし、閉鎖より自由がきくので病棟かわりたくないのでしょう。先生が来てからはただただ平謝りでした。Sさんも薬が効いてきたのか、奇行は終わりました。「セルシンまじスゲー!」

統合失調症:幻覚や妄想、幻聴が聞こえるなどという症状が特徴的な精神疾患。保護室:精神科病棟にある個室。内側にドアノブのない出入口、ベッド、便器しかない簡単な構造。トイレの水は流すレバーが保護室の外側にある観察室にあり、保護室の中からは流せない。観察室からガラスや鉄格子越しに患者さんを観察したり、小さな窓があってそこから食事を渡したりする。(窓は全て鉄格子。)保護室内はナースステーションからモニター画面で観察することもできる。閉鎖病棟:病棟の出入り口が常時施錠され、病院職員に解錠を依頼しないと入院患者や面会者が自由に出入りできない病棟。開放病棟:病棟の出入り口が常時開放されている病棟。面会も病棟内でできる。    

セルシンという薬は、人によっては効果が強すぎてしまう場合があります。呼吸抑制が現れて、そのまま亡くなってしまった患者さんもいるみたいです。まあどの薬でも副作用はあるのですが、精神科の薬はやっぱり怖い気がします。Sさんには幸いセルシンが上手く効果を発揮してくれたので良かったです。

Sさんのベッドは水浸しで使い物にならないので、Sさんには別のベッドを用意し休ませました。床掃除、大変でした。(笑)しかし、いったいあの奇行はなんだったのか・・・。後にも先にもこのような奇行をSさんが起こしたのはこの日だけでした。先生は、「夜間せん妄だろうね。」と言っていました。他にもせん妄の患者さんはいますが、そういった患者さんはたいてい毎日のように奇行があります。ここまでのことはなかなかありませんが。(笑)Sさんはこの日一日だけのことだったので不思議でした。

せん妄:ある時急に落ち着きがなくなる、つじつまの合わないことを言う、興奮する、家族のことがわからなくなる、幻を見る、幻聴を聞く、荷物をばらまく、裸になってウロウロするなどの症状があり、こういった症状が夜間に出現する場合を「夜間せん妄」と呼ぶ。

翌朝Sさんは何事もなかったように食堂へ出てきました。「昨夜のこと覚えてる?」と私が聞いても、「良く寝れたよ」としか言いませんでした。本当に不思議です。統合失調症の患者さんは、きっと私たちとは違う世界で違うものを見たり聞いたりしているのでしょうね・・・。統合失調症の原因は今のところ明らかではないということですが、誰でも何かしらのきっかけでなりえる病気なのかなと、私は思っています。Sさんのような幻覚や妄想、幻聴が起きている患者さんに対して、私はなるべく否定的な態度をとらないように心がけていますが、さすがに止めるべき時は止めちゃいます。(笑)否定的な態度は精神病の方にとって、よけいに心を閉ざす原因になるらしいです。

精神科は本当に色々な経験できます。まだまだ色々なエピソードありますので、また書かせていただきます。「こんな事あるんだ!」と、参考になれば良いなと思っています。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

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