こんにちは!今回も看護師体験談を書いていきたいと思います。

看護師ブログ

私が看護師四年目位に起こった出来事です。

私の部署に四歳年上の先輩看護師Oさんが、他の部署からその年異動してきました。その先輩は、先輩後輩関係なくとても私に優しくしてくれていました。私の方が部署内では先輩だったためか、Oさんは年下の私をとても立ててくれていました。

ある日、私の一つ下の後輩Kさんがすごく思いつめた様子で私の所に来ました。相談したいことがあるとその子は私に言ってきて、Kさんの様子を見てただ事ではないと私は察しました。「なんかあったの?」と、私が問うと、Kさんは堰を切ったように話し出しました。今にも泣きだしそうです。よほど悩んでいたのでしょう・・・。内容を聞いた私は衝撃を受け、最初言葉が出ませんでした。

ある日の勤務中、KさんOさんに呼ばれある病室に行ったそうです。その病室は女性の四人部屋で、脳出血後の寝たきりの患者さんばかりがいる病室です。そこでOさん「おもしろいものを見せてあげる」Kさんに言い、いきなり寝たきりの患者さんの顔を叩いたり鼻に向けてデコピンをおもいっきりし始めて、その患者さんの顔はみるみる赤くなっていったそうです。寝たきりで喋ることもできない、何の抵抗もできない患者さんですが、痛みに顔を歪ませていたそうです。「何してるんですか!!」Kさんは最初Oさんを止めようとしたらしいのですが、「アンタもやれば?楽しいよ。」と言われさらに、「しないんなら別にいいけど、このこと誰かに言ったらたたじゃおかない。」と、Oさんに脅されて、怖くて誰にも相談できなかったそうです。Kさんは強要されることはなかったけど、Oさんがその後も患者さんを叩くのを見させられていたそうです。

Kさんは私に相談するかすごく悩んだそうですが、自分自身がもう耐えられないと、私ならOさんに言えるんじゃないかと思ったそうです。言葉を失いました。Kさんが嘘を言っているとは到底思えないし、でもあのOさんがそんなことするなんてと、本当に信じられない気持ちでした。でもKさんが勇気を出して私に相談してきたのに、私がこのまま何もしないわけにはいきません。

でも、このことをOさんに私が言ってしまうと、Kさんが私にバラしたとなってOさんの矛先がKさんに行ってしまうのではないかと思い、私は悩みました。上司に言ってしまえばよかったのかもしれませんが、できればOさんに直接注意して、それでやめてくれればと思ってしまいました。どこかで、まだ信じられない気持ちがあったんだと思います。だってOさん、本当に優しかったんですよ。そんな闇抱えてるような人には到底思えない・・・。でもこれは、人としてダメなやつです。わかっちゃいるんですが、私にも葛藤がありました。今思えば、甘かったなと思います。でもどうやってKさんをかばいつつ、Oさんに注意しようかと悩んでいたら、なんと私が次にOさんに呼ばれたんです。

Kさんも一緒でした。Kさんから聞いた話のとおり、同じ女性四人部屋に呼ばれました。Kさんの表情は暗く沈んでいます。私は何も知らないふりをし、「Oさん何ですか~?」と、いつもの調子でOさんに話しかけました。仕事のことで呼ばれただけであってほしいと心の中で思いながら、明るく話しかけてみました。Oさん「ねえねえ、これ見て~!」と私に言いながら、急に寝たきりの患者さんの顔面を叩きはじめました。

聞いていたことでしたが、衝撃でした。信じられない光景でした。心がすごく痛くて、どうしようもない感情が押し寄せてきました。Kさん「だから、本当にやめてください!!」と必死で言っていました。私は何とも言えない怒りのようなものがこみあげてきて、病室であるとか、他の人に聞こえるとか関係なく声を荒げてOさん「何バカなことやってんですか!!」と、Oさんの手をつかみました。「こんなことして、許されないですよ!!」と私が言うとOさんは、「はあ?何怒ってんの、つまらない反応するね。」と言い、「こんなん(患者さん)に何したって、どうせわからんのに。楽しいよ、ほら!見て、この顔~!www」とイカれた返答が返ってきました。注意してやめてもらおうとか、本当に甘かったと思いました。

「主任と婦長さんに言います。」と私が言うと、Oさんは「チクる気?あんたらせっかく可愛がってあげたのに。一緒に楽しもうと思ったのに、チクったら許さないよ。」と言いました。(一緒にってなに!?この人はまともじゃない!!)と私は思いました。さらにOさん「まあ私、婦長にも主任にも気に入られてるから。信じないんじゃない?」と言い、その場を去りました。

私とKさんはすぐに主任の所へ行きました。実は、他のスタッフからもOさんのことを聞かされていたと聞き、すごく驚きました。じゃあなぜ今まで何もしなかったのかと聞きました。主任は、ハッキリ見たわけではなく、怪しいというだけで証拠がないから動けなかったと言いました。Oさんが患者さんに何かしていて、何気なくスタッフが近づくと何もなかったようにOさんは去り、でもそのあとに患者さんを見ると、おでこに傷があったり鼻が真っ赤に腫れていたりしたことがあって怪しんでいたということでした。その患者さんは身寄りがなく、普通ケガとかそういったことがあればご家族に連絡するのですが、できないためうやむやになっていた所もあったと思います。そういう患者さんをあえて選んでいたのかとも思いました。今回、私たちに「一緒にやろう」Oさんが持ちかけてきたことによって、患者さんへの虐待が明るみになり、Oさんは解雇になりました。当然です。Oさんはあんなに私たちに息巻いていたのに、解雇を言われた日、「何で私が・・・。」と、ずっと泣いていました。どういう神経してるんだろう・・・。

私もKさんも事情を知っているだけに、呆気にとられました。他、数名のスタッフも事情を知っている人がいたので、のちにウワサが広がったのは時間の問題でした。あんなに脅してきていたOさんでしたが、その後退職し、特にいやがらせのようなものもなく私もKさんも安心しました。

いったいOさんはどんな気持ちで患者さんにあんなことしていたのか、今だ理解不能です。楽しいって、ホントに頭おかしいんじゃない?って思います。心が病んでますよね・・・。こういう人がいる限り、虐待はなくならないんだと思うととても悲しいです。

Oさんはその後、風のうわさで看護師をやめたと聞きました。他の病院でまた同じことをしていないか心配だったので良かったです。ていうか、看護師を続けるべきじゃないですよね。こういった問題は、どこの病院・施設等でもあると思います。私は見つけ次第、必ず報告します。言いにくかったりするかもしれませんが、自分の勇気が一人でも多くの患者さんを救えるのではと思っています。

今回は少し長くなってしまいました。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。次回の記事もぜひ読んでください。

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